スキーツアーバスは料金も安く、利便性も高く、たいへん利用しやすいものですが、集合場所に迷う場合があり、乗り遅れないようにより注意深く用意しておく必要があります。バスに乗りさえできれば、後は楽々です。スキー板と靴をかかえていて、集合時間が夜である場合は、バスに乗るまで苦労するかもしれません。それは、同じような集合場所が近接して多数存在している場合があるからでもあります。
近接といっても、百メートルほど離れて互いに見通せない場所にあることも多く、スキーシーズン中はそれが10箇所以上あることも珍しくないため、迷わずに目的の集合場所までたどり着けたら幸運と言えます。紙の地図やスマートフォンを頼りに探すと言っても、夜間だと周囲がよく見えないため、それはかなり難しくなります。家を出るときは、時間に相当余裕を持って出かけることが大事です。できれば事前に目的の集合場所まで行き着くシミュレーションをしておいたほうがいいでしょう。
集合時間が朝や昼ならそこまでする必要はないかもしれませんが、夜に出発するツアーバスの場合は、シミュレーションしておくことが望まれます。シミュレーションの過程で見つけた夜間でもわかりそうなランドマークをメモしておいて、当日はそれを頼りに進むと良いでしょう。そうできれば、途中で同じような別のツアーバスや集合場所を見つけても迷わずに済みます。バスの車体から判断することも難しいため、事前の入念な準備が必要です。