若者のスキーツアーに呼び込むにあたって

バブル当時は映画にもなったほどのスキーブームも平成不況ですっかり下火になってしまいました。特に若者の雪山離れが気になります。そもそも若者がスキーを楽しまなくなった理由として、自家用車を買わなくなったことに原因があります。自家用車はバブル当時は若者のトレードマークでした。

週末となると海や山にドライブや異性と一緒にグループ旅行に行く姿が散見されたものです。若者の車離れの理由として、維持費が高いことと給与が増えないことがあげられます。先の読めない時代に思春期を迎えたこともあって、親の世代がリストラや失業に直面するのを見ています。そのため将来に対する備えの意識が強く、貯金が趣味の者が多いのです。

しかし、若者のスキー離れの真の原因はコストの高さにあるのですから、自家用車を使わなくてもバスツアーやパックツアーで交通費が抑えられ、現地のリフト代や日帰り温泉施設が格安で使えたりすれば人気が出ます。実際、私鉄の夜行列車ツアーは朝食やリフト代込みで福島の豪雪地帯で非常に格安にスキーを楽しむことができます。鉄道でなくても、例えばLCCを使った成田空港経由の北海道ツアーは今でも人気が高く、札幌国際やニセコなどに向かう2泊3日のコースは今もって人気があります。もちろん、JR東日本の新潟新幹線を使ったツアーは、バブル当時の女優を使って積極的にPRして魅力をプロモートしています。

これらのコースであれば、高額だったスキーも比較的安く楽しめるようになりますので、若者を呼び込むこともできると思います。

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